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皆さんは南雲吉則(なぐもよしのり)氏という方をご存知でしょうか?
ナグモクリニックを経営する傍ら、「スッキリ!!」や「主治医が見つかる診療所」など多数のTVにも出演されています。
実は、南雲氏は1955年8月生まれの62歳。でも写真をみてもとてもそうは見えませんよね。ヒゲやメガネがないだけで外見は随分と変わるものですが、この若々しさはそれだけではないでしょう。
実際、TVでも「こんな60代見たことない!」と話題になり、そのアンチエイジング法が注目されました。
そこで今回は、南雲流アンチエイジング法の中から私達が直ぐに実践できそうなものをまとめました。
目次
若い頃はメタボ体型のオジサンだった
今でこそ若々しく見られる南雲氏ですが、40代半ばまではメタボリック体型で実年齢より老けて見られることもあったそうです。
そこから15kgのダイエットとアンチエイジングに成功し、57歳の頃には脳年齢38歳、骨年齢28歳、血管年齢26歳という脅威の数値を叩き出したとのこと。
いつまでも若く見られたいのは男も女も同じですよね。
シワシワの肌よりツヤツヤした肌がいいですし、ポッコリお腹の“オジサン体型”より、健康的で格好いい体のほうが絶対にいいでしょう。
南雲流のアンチエイジングは、直ぐにできるものから一般人には難しいものまで様々です。まずはポイントだけ簡単にチェックしておきましょう。
老けて見られたくない人は直ぐ実践!南雲流のアンチエイジング法
無駄なスポーツはしない!するなら心拍数に気をつけよう
人間だけでなく、あらゆる動物の心臓は生涯でドクンと拍動できるのが大体15~20億回と決まっており、心拍数が早いほど短命になるとのこと。
『ゾウの時間ネズミの時間』(著者:本川達雄)によると、ゾウもハツカネズミも心臓は15億回打って止まるが、ゾウは3秒で1回拍動するので寿命が長く、ハツカネズミは0.1秒で1回拍動するので短命だそうですよ。
ただし人間は他の生物とは違って、栄養バランスの良い食事や歯磨き、医療の進歩などで長寿命化していますが、それでも生涯で20~30億回しか拍動しないそうです。
そこで南雲氏は「長生きをしたいのなら無理にスポーツをして心拍数をあげない方がいい」と言われているわけです。
ただ、個人的にはスポーツは筋力アップやストレス発散などの効果もあるので、絶対にスポーツをしてはダメということではないと思います。南雲氏も著書『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』のなかで心拍数を上げすぎないことを心がけると書かれているので、工夫しながら楽しむとよいでしょう。
1日1食だけ!朝はガム1個のみという少食な生活
南雲氏は無駄な運動をせずエネルギー消費が少ないので、1日1食しか摂らないとのこと。しかもその1食でガッツリ食べるのではなく、500キロカロリーくらいしか摂取しないそうです。
女性の一日の基礎代謝量が約1200キロカロリーですから到底足りません。
一般人が無理に南雲氏の食事法を取り入れると、人によっては悪影響があるかもしれないので注意してください。これはあくまでも、運動や趣味にエネルギーを投入せず、消費エネルギーを徹底的に削ぎ落とした南雲氏のやり方です。
ちなみに、テレビで紹介されていた南雲氏のある日の夕食がコチラ。
- ・イワシの一夜干しを一匹(好物とのこと)
- ・おにぎり1個(ゴマ、桜えび、しらす、梅、塩昆布を混ぜたもの)
- ・焼酎(ゴボウ茶で割ったもの)
- ・ほうれん草のおひたし
- ・ほうれん草の草根の味噌汁
これが1日の食事ですから、少なく感じますね。朝はガム一個で済ませ、夕食は食べるそうです。夕食はストレス発散のため好きなものを食べるのがポイントとのこと。
南雲氏は、メタボ体型だった頃は焼肉などが好きだったが、5年程かけて1日1食500キロカロリーの食生活に落ち着いたと話されています。
素人がいきなりこのレベルを目指すのは大変なので、私達はまず「食事は腹8分目に抑える」「8分目に慣れたら6分目」というように段階を踏んで、無理のない範囲で取り入れてみると良いでしょう。
ゴボウ茶を飲もう
南雲氏はゴボウ茶を愛飲されています。ゴボウ茶には下記のような効果があるとして、一時期メディアから人気に火がつきました。
- ・血糖値の上昇やコレステロールを抑制する
- ・デトックス効果
- ・腸内環境を改善する
ゴボウは、普通にお茶のかわりに飲むだけでなく、焼酎を割るなど色々な楽しみ方があります。
見た目は薄いウーロン茶という感じで、飲んでみるとゴボウの風味を感じます。人によっては慣れるまでは大変かもしれませんが、紅茶が好きな人なら大丈夫でしょう。自分で作るのもいいですが、ティーパック商品ならドラッグストアでも買えますよ。
ただし注意点が一つ。ゴボウ茶に含まれる水溶性食物繊維は、多量に摂取すると軟便になることもあるので、少しずつ様子をみながら取り入れてください。
あくまでもゴボウのお茶なので、薬のように劇的な効果は期待できませんが、腸内環境を良くしたい、血糖値が気になる、アンチエイジングしたいという人にオススメです。
夜10時に就寝、朝3時に起床
南雲氏は夜10時に寝て、朝の3時に起き、そこから執筆などの仕事に取り掛かる生活スタイルを続けておられます。
理由は、夜10時から深夜2時は“睡眠のゴールデンタイム”と言われており、この時間に寝ていると成長ホルモン(別名“若返りホルモン”)が分泌されるため。これが南雲氏にとってはベストな睡眠のとり方なのかもしれませんね。
ただ皆が皆、夜10時に寝れる生活ではありませんから、まずは“睡眠の質を高める”ことを意識することから始めるだけでも良いでしょう。
実は「時間にこだわらずしっかり寝れば成長ホルモンは分泌される」という説もあり、あまりゴールデンタイムにこだわり過ぎる必要はないとも言われているのです。早寝早起きができるに越したことはありませんが、それにこだわると余計に緊張して寝づらくなるかもしれません。
ゴールデンタイムでなくても、深いノンレム睡眠に入っているときに成長ホルモンは分泌されるので、しっかり深い眠りに入れるような生活スタイルに切り替えましょう。基本的に、睡眠時は「浅い眠り(レム睡眠)」と「深い眠り(ノンレム睡眠)」を、一晩で4~5回ほど繰り返しています。スッと深い眠りに落ちれるように、夜遅くまでスマホを触らない、湯船に浸かるなど、小さなことから改善してみてください。
眠りの質が高まれば、翌日に眠気を感じずスッキリ過ごせるようになります。
悪いと思っていることは直ぐ止めよう、良いことは直ぐやろう
南雲氏は著書『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』の最後で、このようなアドバイスを送っています。
タバコや暴飲暴食、睡眠不足など“良くないこと”は直ぐに止める。そして早寝早起きなど“良いこと”だと分かっていることは直ぐに取り入れ。
でも、良くないと分かっていても出来ないことはありますよね。タバコや睡眠不足など、今までの生活を変えるのにはエネルギーが必要です。
ただ、たとえ3日坊主で終わってしまっても10回やれば1ヶ月です。気負いすぎず、少しずつ生活を見直してみましょう。
男も女も関係なく、見た目は若々しい方が嬉しいはず。そして外見は毎日をどう過ごすかで変わります。30代40代と年齢を重ねるにつれて、意識して過ごしていた人とそうでない人の差は広がっていくでしょう。
まずは自分にできることから取り入れてみてはいかがでしょうか。
