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ドリームキラーとは人の夢を壊す人のこと
ドリームキラーとは人の夢を壊す人です。
夢や目標を話したとき、なぜか「あなたには無理」とか「才能がないから難しい」などと否定ばかりしてくる人がいますよね。それがドリームキラーです。
親だったり友達だったり上司だったり、もしかすると貴方自身もドリームキラーになっている時があるかもしれません。
周りを不幸にしたり、やる気を奪ったりと良いことのないドリームキラー達。今回はそんな彼らとうまく付き合う方法についてまとめています。
愛情や心配から否定する「善意のドリームキラー」

ドリームキラーには“善意のタイプ”と“悪意のタイプ”の二種類あります。
善意のドリームキラーとは、相手を想っているからこそ口を挟んでしまう人のことですね。「本当に大丈夫なの?」「やめておいたほうがいいんじゃない?」と否定しているようで、言葉の奥には愛情が感じられます。親や友人、教師などにもよくいますよね。
このようなタイプはドリームキラーから一転して「ドリームサポーター」という応援者になってくれることもあるので、積極的にコミュニケーションをとるほうがいいでしょう。
ドリームキラーをドリームサポーターにする方法
善意のドリームキラーを味方にするには、あなたの本気度を行動で示すしかありません。
たとえば「起業するから会社を辞めたい」と思っただけでは、当たり前ですがまず家族や友人らから反対されますよね。
「夢を語るだけなら誰でもできる」のですから、言葉にしただけでは否定されてしまっても仕方ありません。ドリームキラーの思う壺です。
本気で叶えたいのなら、語るだけでなく行動に示さなければならないのです。
たとえば「会社を辞める前に100人の業界人と名刺交換をする」「1ヶ月以内にWEBサイトをオープンさせる」「見込み客をつくるために毎日ブログで情報発信する」など、できることは色々とあるはず。
小さな目標を達成していくうちに、最初は否定的だったドリームキラー達が「あいつならもしかすると…!」と思いはじめ、少しずつ応援してくれるようになります。
妬みや嫉妬から足を引っ張る「悪意のドリームキラー」

善意のドリームキラーとは違って面倒なのが「悪意のドリームキラー」です。
善意タイプと同じように否定的な言動をしますが、決定的に違うのが“想い”。善意タイプが「貴方に幸せになって欲しい」「成功してほしい」という想いから否定してくるのに対し、悪意のドリームキラーは「貴方が自分より幸せになるのが許せない」というネガティブな理由から足を引っ張ろうとしてきます。
たとえば学生の頃、試験前に勉強しようとすると遊びに誘ってくる友達がいませんでしたか?
悲しいことに、誰かが自分よりも成功したり、幸せになったりすることが嫌だという人は意外といます。
少しでも相手が成功しそうな雰囲気を醸し出していたり、夢への第一歩を踏み出そうとしようものなら、すぐさま「貴方には無理だと思うよ」と否定してくるでしょう。
悪意のドリームキラーを見分けるコツ
悪意のドリームキラーは、理由もなく人を批判したり否定したりを繰り返してくるので、見分けるのは案外簡単です。
たとえば下のような事を口に出す人たちは要注意。これらは悪意のドリームキラーの常套句です。
- だからお前はダメなんだ
- 今のままで十分でしょう
- あの人には才能があるけど、お前にはない
- そんなの良いから、とりあえず飲みに行こう!
- 無理に決まってる
- ココにはまともな奴がいないな…等々
まさに否定ワードのオンパレード状態。口を開けば「NG」「無理」「難しい」と、常に誰かにNOを突きつけています。
しかも、わざと人が傷つくセリフを選ぶ人もいるので困ったもの。もしメンタルが弱い人が聞こうものなら自信を無くしてしまうことでしょう。
そして厄介なことに、悪意のドリームキラーは至るところに潜んでいます。職場の上司、同僚、親兄弟など身近なところから、SNS上でつながっている学生時代の同級生などにもいるかもしれません。
友達や知り合い程度なら“悪意のドリームキラー”だと気づいた瞬間から距離をとるようにすればいいだけなので割りと簡単に対処できますが、親兄弟や職場となると本当に困りもの。うまく距離を取りつつ、自分を守りましょう。
悪意のドリームキラーへの対処法
悪意のドリームキラー相手には基本的に「スルー」が一番です。
腹が立って言い返したところで、相手はこちらの不幸を願っているだけで議論などするつもりも毛頭ありません。エネルギーだけ吸い取られてお終いになるパターンが多いでしょう。
貴方がしっかり目標に向かって行動しているのなら、「あ~はいはい、ドリームキラー見つけたわ~」と心の中で思うくらいでOK。相手の言葉を真に受ける必要はありません。
- 自分の夢や目標を話さない
- 物理的に距離をおく(無理なら必要以上に関わらない)
- 自分の夢や目標への想いを信じる
- とにかく行動する
- 好意的な人の声を聞く
上記のようなことに気をつけてみてください。
悪意のドリームキラーと関わっても良いことなどありません。本当に心身共に疲れてしまうので距離をおきましょう。深く関わるほど貴方の“可能性の芽”は握りつぶされます。
自分の夢や能力を否定され続けると、よほどナルシストでもないかぎり自信を失います。 人から無責任に発せられる「お前にはできないだろう」という価値観に押しつぶされ、本当に自分には無理だと思ってしまうことも…。まるで“象の鎖”のようですね。(※)
ドリームキラーに否定され続けることで、自分が本当に叶えたいことなのか、自分にできるのか自信がなくなり、自己評価が低くなってしまうのです。
(※)子どもの頃から子象の力では引きちぎれない程度の太さの鎖を足に巻き、「鎖はとれない」「逃げられない」と思い込ませる。成長して鎖を壊せるほどの力をつけても、「鎖があるから逃げられない」と思い込んで逃げようとしなくなる。
上司が否定ばかりする?悪意のドリームキラーなら距離を置こう

基本的に上司というものはドリームキラーになることが多いです。
仕事には必ず成果や成績が求められますし、部下を育てることや部下の責任を負うことが上司の役目でもあるので、多少ドリームキラー“風”になるのは当然でしょう。それ自体はごくごく当たり前のことなので、あまり気にする必要はありません。
ただ、なかには“本物の悪意のドリームキラー”が紛れていることも。
たとえば感情に任せて怒鳴る、相手の立場によって態度を変える、平気でパワハラをするなど、人間として成長しきれていない上司は案外多いものです。
こういう人とは必要以上に付き合う必要などありません。業務に支障がでない程度の距離を保っておけばOK。無理に夢や目標を話すことも、必要以上にコミュニケーションを取ろうとすることもしなくて大丈夫です。
そもそも意見を“口答え”、説明を“言い訳”と歪曲して捉えるような人を相手に真っ当なコミュニケーションなど取れませんからね。
悪意のドリームキラー上司を相手にしたときは、とにかく貴方が今やるべきことを粛々とやりましょう。すると上司以外に貴方を応援してくれる人が出てきます。
自分がドリームキラーにならないために

最後に一つ。実は最も気をつけなければいけないのが「貴方自身がドリームキラーになる」ことです。
上司に対して否定的なことばかり考えていませんか?
夢があっても自分には出来ないと諦めていませんか?
ドリームキラーと接する時間が長い人ほど、知らず知らずのうちに自身もドリームキラーになっていることがよくあります。反面教師としていたはずが引っ張られてしまうのと同じですね。
ドリームキラーにならないためには「人を認めること」や「否定するときは理由まで伝えること」、そして「自分を常にモニタリングすること」などを意識しておくといいでしょう。
モニタリングについては「100円の鏡で人生が変わる!?メタ認知で自分をコントロールする方法」で簡単に実践できる方法を参考にしてください。鏡をおくことで自分を客観的にみるクセがつくのでオススメです。
