- 「上司との関係が上手くいっていない」
- 「怒鳴らずに、もっと冷静に注意して欲しい」
- 「怒鳴られるのが怖くて、いつもビクビクするようになった」
どんな職場にも人間関係の悩みは付きもの。
とくに上司との関係となれば、自分の評価に影響することさえあります。できればいい関係を築きたいところですよね。
とはいえ、上司のなかには常に怒鳴ってくる、理不尽な要求をしてくるタイプも。そういう時は、『怒りを上手くコントロールする術』を知っておくといいでしょう。
簡単にいえば“自分の考え方”や“意見の伝え方”をほんの少し工夫するということ。
「なんでこっちがあんな奴に合わせないといけないんだ!!」
「なんかモヤモヤする…」
と思うかもしれませんが、上司は自分で選べません。残念ながらどれだけ理不尽なことでも、無闇に衝突して良い結果になることは少ないのが現実です。
ならばそのクソ上司に振り回されないように自己防衛しつつ、上手いこと自分の成長につなげたほうが何倍も生産的です。
そこで、今回取り上げるテーマは『怒り』。
誰だって一度や二度は「こいつ…」と思うような言動を上司から受けたことがあると思います。上司でなくても、お客さまから理不尽に怒られることだってあるでしょう。
もし貴方がストレスを感じているなら、この記事が参考になるかもしれません。
…それでは行ってみましょう!
目次
いるいる!理不尽な怒りを向ける上司たち

貴方の上司は理不尽に怒鳴ってきたり、意味不明の指示を出してきたりしていませんか?
上司も部下のためを想って叱るタイプと、八つ当たりやストレス発散のために怒るタイプがいます。
もし前者なら素直に反省して「次からは同じ失敗をしないように気をつけるぞ!」と思えますが、後者にあたると仕事のやる気すら削がれてしまいますよね。
下のようなことを日常的に行ってくる上司は、少し注意が必要です。





部下に対してマウンティングをとってくる上司もいます。そうでなくても、自分のストレス発散のために部下に八つ当たりをする人も…。
このような上司の下についてしまった人は、もはや上手い処世術を身につけるしかありません。
※マウンティングとは「自分のほうが相手より優位だと思いたい」「相手より凄い人間だということを示したい」ために、相手を貶める言動をすること。上司と部下という関係ではマウンティングかどうか判断が難しいことも多いが、部下を無闇に攻撃するタイプは「マウンティング上司」の可能性がある。
上司との上手な付き合い方、意見の伝え方を知ろう
どれほどムカつく上司でも、上司は上司です。自分がその会社を辞めるか、相手が辞めない限り付き合いはずっと続きます。
ならば、上司との上手な付き合い方を身につけてしまうほうが得策です。自分の対応次第で相手の言動がいい方向に変わるなら、やってみる価値はあるでしょう。
俺スゴイー!過去に囚われすぎて武勇伝自慢ばかりの上司への対応
「今の奴らは…」「俺の時代は…」とはいつの時代も言われる定型文のようなものです。これだけで悪い上司とはいえないですし、成長に繋がるヒントが紛れていることもあるので、話を聞いておくといいでしょう。
ただしマウンティング上司は「だからお前らはダメなんだ」など、理不尽なイライラをぶつけてくることも…。
そんなときは「今はそんな時代じゃないですよ」「時代は変わったんですよ」などとは言わず、「●●さんの時代はそうだったんですね」など相手を肯定してあげるほうがベターです。下手に否定すると地雷を踏んでしまうかもしれません。
ちなみに自慢話ばかりで自分の失敗談は一切してこない上司には気をつけて。もし本当に部下の成長を望むのなら、自分がどういう失敗をしてきてどう改善してきたのか等、カッコイイことも恥ずかしいことも部下に伝えようとします。
そうではなく、カッコつけたい一心で部下に俺凄いだろアピールばかりをしてくる人なら、話半分で聞くくらいでいいでしょう。上司だからといって妄信的になる必要はありません。盗めるものは盗んで、要らないものは要らない。上司をうまく自分の成長の糧にするつもりでいると、上司への怒りもうまくコントロールできます。
これ以外にも、理不尽に怒鳴る、自分は仕事をしないで部下に押し付ける、責任を取りたがらないなど、クソ上司はいたるところに生息しています。
ただ、こういった上司は反面教師なのです。自分の成長の糧になると考えましょう。そして全てを我慢するのではなく、反抗的になるのではなく、上司を上手くコントロールするつもりで対応してみましょう。
理不尽タイプの上司は、自分が批判されるとその何倍もの勢いでマウンティングをとろうとしてきます。そうなるとコチラも疲れるだけなので、ある程度見切りをつけて付き合うのがいいのです。
良い怒り方をする上司とは
上司には「怒り方の上手いタイプ」と「怒るのが逆効果になるタイプ」に分けられます。怒る相手を成長させられる人もいれば、萎縮させて成長を阻んでしまう人もいるわけですね。
怒られる側の人間性にもよるので一概には言えませんが、基本的に怒り方が上手い人は「自分が怒ることで相手の成長を促す」ことができます。相手に「なぜ自分が怒られているのか」を理解させ、「同じ失敗をもうしたくない」と思わせられる人は怒り方が上手いタイプの人です。
反対に、相手が「何をしても怒られる」「もう怒られたくない」と萎縮させてしまうのは、怒り方が下手なタイプの人です。こうなると、ただ怒っているだけで生産性はゼロ。最悪の場合、部下は会社を去ってしまうかもしれません。
「怒り方が下手な上司」と「自分に厳しい人」との相性は最悪だった

とにかく毎日イライラしていたり、こちらの声には耳も貸さずに怒鳴ってくるような上司も少なからずいます。
こういうタイプと相性が最悪なのが「自分に厳しい人」。
自分に厳しいタイプの人は、なにかミスをすると自分自身で強く反省しています。「なぜこんなミスをしたのか」と人から言われる前に、すでに自分で自分を叱っているわけですね。
それ自体は良いことだと思いますが、怒り方が下手な上司が加わると手がつけられません。根が真面目な人は、上司の理不尽な怒りの鉄拳をダイレクトに受けてしまうでしょう。
そうなると仕事へのやる気がなくなる、怒られるのが怖くなって小さなミスをするようになるなど悪い方向に向かってしまう恐れも。
もし本当に上司との相性が悪いと感じたときは、どれほどその仕事が好きでも自分の成長のために異動願いを出すなり、同業他社への転職を考えるなりしたほうがいいかもしれません。
会社は一つではないですが、貴方の人生はたった一回きりなのですから。
ただし、たとえ転職するとしても『立つ鳥跡を濁さず』方式で円満に去ったほうがいいでしょう。上司の性格を変えるのはまず不可能ですし、そんな相手のために貴重な時間とエネルギーを使うより、自分のために使ったほうが何倍も生産的です。
