毎日毎日、会社と自宅の往復ばかり。社会にでて数年、朝の満員電車や残業続きの生活には慣れたけど、ストレスや疲れは溜まってばかり。誰かに相談するほどでもないようなことでも、積もりに積もっていつの間にか心の中に巨大なストレスの塊が出来上がってしまいます。とくに一人暮らしの場合、グチを聞いてくれる相手がいないので大変です。
ジムにいったり映画を見たり、なんとかリフレッシュしようと思っても、平日の疲れを引きずっているから休日のHPはゼロ。わざわざオシャレして出かける気力も体力も残っていない人は多いのではないでしょうか。
こういうときは、無理に外出してリフレッシュしようとするのではなく、自宅で簡単にできることから始めましょう。
目次
超簡単!怒りや不安も書くだけのリフレッシュ法を試してみよう

モヤモヤを紙に書き出す。まずはこれをやってみてください。
書き出すことで、このようなメリットがあります。
- イライラしている理由が
- とにかくスッキリする
- お金がかからない
- それまで見えなかった解決法、問題点がわかる
- 良いことや嬉しかったことも書くと、充実感がでる
- 他人に愚痴らなくてもリフレッシュできる(←ここ重要)
私もそうですが、人に愚痴るのが苦手な人は多いと思います。言ってしまえば楽だろうとは思うものの、何となく愚痴を言うと相手まで暗い気持ちになってしまいそうで嫌なんですよね。言う時はいいますけど、基本は自己解決。
学生時代のように、気の合う仲間といつでも会えるなら良いのですが、社会に出て数年も経てば、結婚する人やバリキャリとして頑張っている人、留学する人、フリーターの人などそれぞれ環境が違っていて、なかなか同じ想いを共有できる人も少なくなります。
もし一人暮らしなら、話を聞いてくれる相手がいない時だってありますし、仕事が忙しくなれば、ジムにいくのも面倒に感じ、せっかくの休日もわざわざオシャレして出かけるという気力も体力も残っていないかもしれません。
だから、自宅で一人でできるストレス発散方法を知っておくことって、とっても重要なんです。
書く内容はなんでも大丈夫です。「朝の満員電車がイライラする」「誰々が嫌い」「なんとなくモヤモヤした」などでもOK。思いつくまま紙に書き出しましょう。大丈夫、誰も見ていません。自分のなかで溜まっているものを出し切ってしまうことが大事なのです。
もちろん愚痴以外に、仕事で成果を出せたなど“良いこと”があったときにも書きます。人によっては、愚痴用とグッジョブ用で紙を分けて、愚痴を書いた紙だけ捨てる人もいるようですね。
また、わざわざノートを買う必要はありません。一番コスパがいいのは、業務用などで売られているコピー用紙です。ホームセンターにもありますが、Amazonなどでも手に入るのでチェックしてみてください。1枚ずつ取れるので捨てるのも楽です。
紙に書いてスッキリ。でも愚痴しか書けなくなったときは
人によっては、書き出すものが毎日グチばかりになることもあるでしょう。最初のうちはスッキリして続くのですが、だんだんと暗いワードばかりが並ぶものを目にするのがきつくなり、書き出すことを止めてしまう人もいます。
こういう人は、きっと優しくて真面目な人なんでしょう。ストレス解消のための作業が、いつしか「ドロドロしたものを生み出す作業」に思えてきて、いつまでも暗いことを書き続ける自分が嫌になるのだと思います。
それを避けるポイントは2つ。
- ①読み返さず、捨ててしまう
- ②解決策も書いていく
まずは、すぐに捨てることです。
読み返すとドロドロした感情を思い出してしまうので、書き出した紙は捨ててしまうほうがいいでしょう。残すにしても良かったことを書いた部分だけにします。
もう一つは、解決策も書きだしていくということ。
たとえば「こんなことがあって嫌だった」で終わるのではなく、「だから明日からはこうしよう」とか「なぜこうなったのか」を掘り下げながら書き出していくのです。単に“ドロドロを表に出す作業”というよりは“思考を整理する作業”にすることで、マイナスなことも書き出すのが随分と楽になります。もちろん自分だけではどうしようもない出来事なら、思いっきり書き殴ってスパッと捨ててしまいましょう。
書くのは紙だけ!ブログだと余計にイライラすることもあるので注意

ブログにして公開するつもりなら注意が必要ですが、ただノートに書くだけなら誰に見られるわけでもないので気楽です。文脈を考えたり、誤字脱字を気にする必要もありません。ただ想ったことをそのまま書けばOK。
これがブログになるとガラリと変わります。「辛い」と書いたら「甘え」と批判されて、「何が分かるんだ!」と余計にイライラすることも。文面だけで自分の想いや状況を伝えるのは難しいですから、ときには批判を浴びることがないともかぎりません。
人の目に触れるものを書くときは神経をつかうものです。「よし、書くぞ!」とやる気を出さなければ、最初の一行ですら難しい。これではリフレッシュになりません。私がブログではなく紙を勧めるのはこのためです。
気持ちをリセットしてから寝よう。寝具にこだわるのも良し

紙に書いて感情を吐き出したあとは気持ちが少し楽になっているはず。気分が落ち着いたら、あとはお風呂に入ってゆっくり寝ましょう。もし気持ちが揺らいだまま寝付けないときは寝具にこだわってみてください。枕やマットレスはもちろん、“抱きまくら”なんかもいいでしょう。
寝付けないからといってスマホを見たり、ゴロゴロと体勢を変えたりしているだけでは、いつまでたっても睡眠スイッチは入りません。一般的に深い眠りの状態(レム睡眠)になるには、寝てから30分は寝返りを打たないほうがいいと言われています。
抱きまくらなら体を固定できますし、試したことがある人は分かると思いますが、何かを抱きしめる行為には“ストレス軽減”や“安心感を得る”効果があります。
安いものでも大丈夫なので、寝付けない、落ち着かないという人は試してみてください。もちろん抱き心地にこだわった商品なら、よりリラックスできるでしょう。ビーズクッションより少し硬めの、触るとふわふわしているものも売られています。
私自身は寝具にこだわるタイプなので、数千円なら自分のために投資します(さすがに万超えはキビシイ…)。ストレスが世の中から無くなることはないため、少しでもリフレッシュできる方法をみつけることは大切です。寝る前にホッとする瞬間があると、やっぱり良いものですよ。
