CASHリリースから16時間後、人気過ぎてキャッシュ機能を制限する事態に

cashのデータ

(※画像:https://cash.jp/

インターネット上の質屋ともいえる『CASH』。2017年6月28日にサービスが開始され、あまりにも爆発的なヒットをとげたため、運営元の体制や規模の不備からわずか16時間後に休止という事態へと追い込まれてしまいました。

30万ダウンロード、7万点超えのキャッシュ化!サービス開始16時間後に一時停止へ

リリース直後から、Twitterには靴やスマホなどを撮影して査定してみたという体験談が寄せられるようになり、その革新的なサービスに驚く人が続出。わずか16時間で運営元が一時的にサービスを制限することを発表しています。

大変心苦しく、ご迷惑をおかけいたしますが、私たちの想像を遥かに超えたサービス利用が本日ございました為、一時的にアイテムのキャッシュ機能のご利用に制限を掛けさせていただきました。 苦渋の決断ではございましたが、弊社は社員4名ほどの企業となり、現実的には毎日7000点以上のアイテムをご利用者様より受け取り処理をいたしましたり、毎日3.5億円以上のキャッシュを供給させていただくには体制や規模が整っておらず、致し方なく、サービスの利用を一時的に停止させていただくことと至りました。

引用:「CASHをご利用の皆様」より

光本会長もTwitter上でアルバイトの緊急募集をかけるなど対策していましたが間に合わず、やむなく休止という苦渋の決断をしたのでしょう。

ちなみに、休止したものの「査定機能」以外はそのまま利用できるそうです。新しく査定をお願いすることはできませんが、振り込まれたキャシュの引き出しなどはできるということですね。

エアコンのリモコン写真でも2万円?全く違う写真でキャッシュ化する人も

本当にキャッシュ化をするために使ったのではなく「お試しで使ってみた」という人も目立ちます。

ただ、正しく利用する人がいる一方で、入力した商品とはまったく違う物を撮影して試す人も。しかも、誤った写真でも査定に出せば2万円キャッシュ化できることがわかり、SNSでさらに拡散されてしまったようです。

サービス開始からわずか16時間で30万ダウンロード、7万点超えのキャッシュ化という怪物サービス『CASH』。一時休止したとはいえ、その注目度の高さは本物です。

ただ、「スゴイ」と驚愕する人がいる一方で、「盗品とか持ち込まれたら…」「ヤバそう」「話見てるだけで地獄感漂う」「子どもが使って問題にならないの?」「すぐ禁止されそう」など危険を指摘する声も少なくありません。

注目度が大きかったため、すでに弁護士のコメントも出始めているとのこと。

 以上のように、上記前提の下でのマイクロレンディングサービスの運用は、違法かつ重い刑事処罰を科される可能性があるため、これを大々的に展開するのは非常に危険といえます。
 サービスをスタートする段階で、当該サービスを開始する際には、貸金業登録の必要があること、あるいは、本当に流通を主眼としているなら、そのようなサービスとすべきことを知っておくべきでありましたし、あるいは、質屋営業法上の許可を得たうえで、同許可の範囲でできることをするよう考えていくべきだったと思います。
 また、利用規約上、形式的に売買契約の形をとっておけば問題ないと思ったのかもしれませんが、甘い考えだと思われます。
 自分の目の前に誰も手を付けていない未開の地があった場合、そこは、誰も気が付かなかった土地なのか、危険な地雷原なので、誰も近づかないのかをよく考えなければいけないし、自分で考えることができないのであれば、考えられる人に相談することが大切ではないかと思います。 

引用:マイクロレンディングサービスと貸金関連法規(http://yoshii-law.net/)より

様々な問題が指摘されているものの、わずか16時間という短い間にこれほど拡散されるサービスを生み出したことは驚嘆に値します。今後の対応に注目する人も少なくないでしょう。

利用者としても、もう使わない服や靴などを売って現金化できるサービスがあると便利だと思います。今回の爆発的拡散のようすをみても、質屋というより、不用品を売れるサービス(中古アイテム買取業)としてのニーズはあるのでしょう。

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