「歌が聞こえない」とオタ芸で裁判に発展!SNSでは「気持ちはわかる」と同情する声も

産経新聞ニュースイメージ画像

(※画像:産経新聞(「ホーーーー、ホワホワ!」〝オタ芸〟のかけ声で曲が聞こえない…アイドルコンサートやり直し求め憤怒の法廷闘争)より)

オタ芸がアイドルの歌声をかき消してしまい訴訟にまで発展したことをご存知でしょうか。原告の岩田さん(仮名)は、ご当地アイドルグループのコンサートに行った際、周りでオタ芸が行われたことでアイドルの歌が聞こえなかったとのこと。

これまでにも主催者側へ「歌が十分に聞こえない」と複数回指摘の電話をいれたものの、同じことが繰り返されてしまいました。そこでコンサートのやり直しや損害賠償などを求めて訴訟に踏み切ることに。

結果としては神戸地裁、大阪高裁ともに認められることはなかったものの、SNS上には岩田さんに同情する声も多く寄せられています。

オタ芸で歌がかき消される…コンサートのやり直しなどを求めて訴訟へ

2017年5月31日、産経新聞に掲載された記事から一部を抜粋し、まとめてご紹介します。

訴訟記録によると、岩田さんは約20年にわたり、さまざまなアイドルのコンサートを鑑賞。その数は約400回に上る。そんな岩田さんがコウベリーズのコンサートを観に行ったのは今から約3年前の平成26年1月のこと。チケット代金は2千円だった。  会場は神戸市内のコンサートホール。自由席だったため、岩田さんは前から4列目の真ん中付近の座席を選んだ。岩田さんの訴えによると、当日の観客のうち熱狂的なオタ芸を繰り返すファンは全体の約1割で、そのほとんどが前4列に集中していた。

(中略)岩田さんの座った席は、そんなオタ芸を繰り返すファンが「前後左右」に数十人いたという。つまり岩田さんはオタ芸の輪の中に、一人ぽつんと座る状態となったわけだ。

引用:産経新聞2017年5月31日掲載(https://www.sankei.com/west/news/170531/wst1705310004-n1.html)

ニュースになるや否や賛否両論が巻き起こる事態になりました。

「気持ちはわかる」という声も多い

SNS上には訴訟にまで発展したことに驚く声や、過去に行った無料イベントでそのアイドルのコンサートでオタ芸が行われることを知っていたことなどから「知っていただろう」「行かなければいいだけ」などの声もあがっています。

ただ、「歌を聞きたいという気持ちはわかる」「そうなるよね」「合いの手くらいならわかる」など原告側に理解を示すものも多く上がっていたのも事実です。

「オタ芸を許容しているとファン層が広がらないだろう」

楽しみ方は人それぞれ違うでしょう。オタ芸を楽しむ人もいるはずです。ただ「オタ芸を許容しているとファン層が広がらないだろう」という厳しい声も

たしかに「好きなアイドルの歌やパフォーマンスを楽しみたい」とチケット代や交通費を支払って行ったはずが、オタ芸ばかりが目立つようでは不満に思う人が出てきてもおかしくはありません。

現実的には運営側が全面的に禁止するなど難しいとは思いますが、お互いがコンサートを楽しめるような仕組みを作るべきなのかもしれませんね。

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