ついに空飛ぶ車が現実になってきました。しかも実用化は3年後の20年を目指しているとのこと。
見た目は大きなドローンで、プロペラで制御しながら飛行するそうです。
「空飛ぶクルマ」離陸 トヨタが支援、20年の実用化目標
空飛ぶクルマは従来、有志団体「カーティベーター」のメンバーが勤務時間外に開発を進めてきた。資金はネットで広く支援を募るクラウドファンディングなどに頼っていた。今回、トヨタやグループ会社が4千万円規模の資金を提供することで大筋合意した。
今後は複数のプロペラを制御し機体を安定させる技術を確立し、2018年末までに有人飛行が可能な試作機を完成させる計画だ。東京五輪が開催される20年の実用化を目指す。
引用:日本経済新聞2017/05/14(http://www.nikkei.com/article/DGXKASDZ08ICG_Z00C17A5MM8000/)
3年後の実用化を目指していますが、交通ルールの制定や事故が起きたときの対策、騒音など超えなければならない壁はいくつもあり、簡単ではないでしょう。
個人的には、実用化を急ぐよりとにかく安全面を追求して欲しいと思ってしまいます。
海外では予約が始まっている空飛ぶ車もある
日本だけでなく海外でも空飛ぶ車の開発に乗り出している企業はあります。
たとえばスロバキアでつくられたAeroMobil(エアロモービル)は、飛行機に変形する自動車です。驚くのはすでに予約販売が始まっているということ。価格は約1億5,000万円~1億8,000万円。
その商品がコチラです。
見た目はとても近未来的。飛行機と自動車が組み合わさった形でなんとなく安心感もあります。
ただ、滑走路がいるので日本で導入するのは難しいでしょう。エアロモービルとは違い、“カーティベーター”が作ろうとしているドローン型なら垂直で離着陸できます。やはり日本ではドローン型が現実的なのでしょうか。
操縦ミスで事故が起きないか心配する声が多い
自動車をめぐっては、「ブレーキとアクセルを間違える」「認知症で運転していたことも覚えていない」など悲しい事故があとを絶ちません。
いまの2次元状態でさえ事故が多いのに3次元になったら…。心配する声がかなり多いのが現状です。
「マシントラブルが起きたら命に関わる」
「ユーザーは車に飛ぶことまで求めて無いのでは?」
「これは乗りたくない」
「家にいても(墜落などで)安全じゃなくなる」
「充電切れで墜落」
「地上の渋滞が解消されても、今度は上空で渋滞する」
2015年にはラジコンヘリコプターが首相官邸に墜落したことがあります。米国では自宅上空に侵入したドローンをショットガンで撃墜した男性が逮捕されるという事件が起こりました。
新しい技術が根付くまでには、少し時間がかかるもの。とくに命に関わる問題には慎重になる人が多いのも仕方ありません。
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とはいっても新しい製品にワクワクしているのは私だけではないはず。映画や漫画の世界でみていたことが一つずつ現実になっているのは本当に感動します。
どんどん改良が施されながら、いつかは“当たり前のもの”になっていくのでしょう。ドライブデートが空飛ぶ車になる日も近いかもしれませんね。
