喫煙や飲食で黄ばんだ歯は不潔そのもの。笑うたび黄色い歯が見えるようでは自信も持てませんよね。最近では男のホワイトニングも当たり前になりつつあります。
歯が白い人と黄色い人なら、間違いなく白い人のほうが好感を持たれるのは確か。意外と簡単にケアできるので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし注意点もあります。
いまは通信販売や雑貨店などでもホワイトニング商品が多数でていますが、中には効果が微妙なものも…。安全性と効果を求める人は歯医者で施術してもらうほうが安心です。
歯医者で施術してもらうオフィスホワイトニング
一番手間がかからないのは歯医者で行なうオフィスホワイトニング（※）です。
安全ですし、何より「薬剤を自分で塗らなくていい」「塗布する時間や頻度なども任せられる」というのが良いですね。
オフィスホワイトニングとは、歯医者で薬剤と光をつかって施術する方法のこと。大体3回ほどで白い歯になるので、その後は3ヶ月～半年に1度のメンテナンスで白さを維持できる。
オフィスホワイトニングの回数とペース
ただし1回では終わりません。とくに神経が死んでいる歯は白くなりにくいので継続した施術が必要です。
一般的な歯は、目指す白さレベルによって回数が変わりますが、初めてなら1週間に1度のペースで3回続けて施術してもらうほうが効果が高くなります。
そのため初回料金がずば抜けて安いところより、「トータル金額がどれくらいになるか？」を計算して比較するほうがよいでしょう。具体的な回数は、歯医者で診察してもらうときに色見本ガイドを見ながら色味を相談して決めます。
また、歯の白さは3ヶ月から半年ほどで元に戻るので、白さが薄くなってきたと感じたら再びホワイトニングを受けます。このメンテナンス費用は初期費用よりも安くなることが多いです。
歯医者でのホワイトニングの料金相場
地域や薬剤の種類によっても変わりますが、一般歯科なら大体1回10,000円～60,000円です。歯の本数で費用が決まるところもあります（前歯16本8,000円、1本500円など）。
また、一般歯科よりホワイトニング専門歯科（審美歯科のひとつ）のほうが安いことが多いので、近くにある場合はチェックしてみてもいいでしょう。ホワイトニング専門歯科なら大体1回5,000円～30,000円くらいです。
安すぎるところは、カウンセリングが短かったり、施術前の汚れ落としや仕上げ処置などの工程を省いてコストカットをしている場合もあるので注意が必要です。
ほかにも強力な漂白剤ではなくポリリン酸やメタリン酸などの漂白効果がない薬剤をつかっているか、あるいは漂白剤のなかにこれらを混ぜていることもあります。痛みが少ない、安い等メリットはあるものの、オフィスホワイトニングとしてみると効果は弱いのでよく考えて決めましょう。目安として原価は最低7,000円程かかっているといわれています。
一回で終わるオフィスホワイトニングもある
通常3回ほどかけて白くしていくオフィスホワイトニングですが、「ブライトホワイト」という特殊な施術法を使えば1回で8～10段階白くなります。
費用は70,000円ほどかかりますが、トータルで考えると通常のオフィスホワイトニングとあまり差はありません。早く終わらせたい人にオススメです。
通常のオフィスホワイトニングでは歯や歯茎に与えるダメージを考慮してワザと複数回に分けて徐々に白くしているのですが、ブライトホワイトでは独自の技術で歯にダメージを与えることなく1度で白くすることが可能となりました。
ただし国内でこの技術を導入するには米国での認定を受けなければならないので非常に医院数が少ないのが難点。「ブライトホワイト＋地域名」で検索して、近くに見つかった人はチェックしてみてください。
エステサロンでのホワイトニング
エステのなかには歯のホワイトニングも取り扱っているところがあります。「セルフホワイトニング」とも言われています。
これらは1回数千円と安いのですが、日本の法律では“歯を白くするホワイトニング薬剤”は医療機関でしか取り扱えません。エステの薬剤や施術方法と、歯科医院の施術とは、根本的にメカニズムが違うので同じ効果を求めることは無理です。
口コミを調べてみても「効果が分かった」という人もいれば「数回やっても効果が全然分からなかった」という声も。継続して通える人か、あまり黄ばみが強くない人ならいいと思います。
さいごに
歯が白くなると笑顔にも自信が出ます。笑顔がステキな人を嫌いな人はいません。興味はあったけど何となく行く機会がなかったという人は、とりあえず予約を入れてみてはどうでしょうか。歯が白くなるだけで清潔感もアップしますよ。
