水やジュースなどを、自分好みの味や香り、色に変化させられるアイテムが出てきました。
飲み物の味を変えられるグラス『Vocktail』
この魔法のグラスはバーチャルカクテルを略して『Vocktail』と名付けられています。

使うのは専用グラスとアプリのみ。
アプリで飲み物の色や香り、味を設定するとグラスについたLEDなどが反応する仕組みです。

これさえあれば水を甘くしたり、酸味をつけたりと自由自在。たとえばプロテインを毎日飲んでいて味に飽きた人などが、『Vocktail』を使ってカスタマイズするのもいいですね。水にも対応しているので、ダイエット中の人にも嬉しい商品です。これは日本でも大人気になりそうな予感!
ただ、残念ながら記事執筆時点(2017年11月27日)では商品化まで至っていません。開発者の一人であるNimesha Ranasinghe氏(@rannimesha)は、将来的にパブや商業施設などでの取り扱いを期待しているそうです。
味や香りをどう変えているのか?
味を変化させるのは、ガラスの縁についた二つの電極ストリップです。

グラスの電極ストリップ部分に舌をつけると、電気脈拍が送られて味覚が刺激され、アプリで設定した味を感じられるようになっています。
次に香りですが、この『Vocktail』には3枚の香りカートリッジと、同じく3枚のマイクロエアポンプが収納されており、ここからニオイ分子が出されています。

まるでインクジェットプリンターのように、香りカートリッジは簡単にセットできるとのこと。
そして最後に見た目。実はグラスにはLEDがついており、アプリから設定できるようになっているそうです。

設定できるのは注いだ飲み物の色に対応するカラーとのことなので、たとえば赤ワインなら暗い赤になるようLEDを光らせることが可能です。
現在は「味」「香り」「見た目」を変えられるようになっていますが、Ranasinghe氏は今後「温度」などもカスタマイズできるようにしたいと語っています。
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飲み物の楽しみ方がガラリと変わりそうな商品が登場しました。公開されたYouTube動画には、「欲しい!」「買いたい!」といった多くのコメントが寄せられています。
現在はまだ購入できませんが、日本でもヒットしそうですね。今後、バーやテーマパークなどでも見かける日がくるかもしれません。
