うつ病の血液検査「PEA検査」とは?保険適用外なので費用は高め

うつ病の血液検査「PEA検査」とは?保険適用外なので費用は高め

うつ病かどうか血液検査で分かる

うつ病の検査方法はどんどん進化しています。

これまでは主に“問診”で判断していましたが、今は“血液検査”や“光トポグラフィー装置を使った頭部の血流検査”でも判定できるようになっています。

問診でも適正に判断されているとは思いますが、血液検査のように“客観的な判断基準”ができたことは喜ばしいですね。「ただ疲れているだけ」と自分ではうつ病に気がついていなかった人も、これが早期発見につながり早く治療を始められるかもしれません。

さらに、これまで問診で診断していたうつ病も、血液検査による判定が普及しつつある。川村総合診療院の川村則行院長は、採血によるうつ病判定法を開発した。
「脳内には快感や喜びの感情を創り出すアナンダミドという物質があります。それに関わるリン酸エタノールアミン(PEA)の血漿中の濃度を測定することでうつ病を判定する『PEA測定』を開発しました。
 PEA濃度が1.42マイクロモーラーより低い人は、88%がうつ病と考えられます。この情報をもとに、うつ病治療の補助として医師の診断に役立てることができるようになりました」(川村氏)

引用

今回取りあげている血液検査は『PEA測定』と呼ばれる方法です。

従来の問診による判定とは違って、PEA測定では血液中に含まれている特定の成分の濃度を測ることで“うつ病”かどうかを判定します。

100%正確に分かるわけではありませんが、9割ほどの確率で判断できるとのこと。また、「うつ病が回復するに従ってPEA濃度の数値は上昇傾向を示す」ため、治療の効果が数値として表れるのもポイント。心の病気をケアしているときに感じる「本当に効果があるのか?」といった不安やストレスも軽減されるかもしれませんね。

血液検査は“問診には抵抗がある人”や“自分の答えに自信が持てない人”なども受けやすい検査と言えるのではないでしょうか。

PEA測定の費用は?保険適用は?

現時点では保険が適用されないため、PEA検査には約2万円かかると言われています。(※医療機関による)

また、導入している医療機関もまだ少ないので、正直なところ“誰でも気軽に受けられる検査”とは言えません。今後このPEA検査が浸透して、もっと気軽に調べられるようになればいいですね。

何にせよ、心の病気を客観的に判定できる方法が生み出されているのは歓迎するべきものでしょう。自分の心と体を守れるのは自分しかいません。願わくば早く全国の医療機関で受けられるようになって欲しいものです。

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