いま『イルミナエ・ファイル』という本が注目を集めています。
普通の小説とは違って、まるでゲームに出てくる“研究員が残した手記”や“主人公と仲間とのメールのやり取り”“軍の報告書”などを読んでいるかのように構成されています。
イルミナエ・ファイルのあらすじ
イルミナエ・ファイルは、宇宙船で起きた出来事などを、すべての事が終わったあとで回収されたハードディスクから復元されたデータをもとに話が進んでいきます。時系列は揃っているので読みづらい感じはありません。
あらすじはコチラ。
ケイディが恋人エズラと別れた日、宇宙船団により彼らが住む辺境の惑星は侵攻を受けた。星際企業戦争に巻きこまれたのだ。 人々は3隻の宇宙船で脱出をはかるが、最寄りのジャンプステーションまでは半年以上航行する必要がある。いずれ追手の敵戦艦に追いつかれてしまうだろう。さらに、船内に危険なウイルスが蔓延していると判明する。そのうえ、船の人工知能が乗員に危害を加えようとしていた…… メール、チャットや軍の報告書、復元された文書ファイルでつづられた異色SF
※Amazon商品ページより
本はまるで電話帳のように分厚いですが、資料や図なども満載。なかには「一気読みした」というレビューもあるほど。
ちなみに価格は4千円オーバー。興味があるひとはAmazonや早川書房をチェックしてみてください。図書館で借りたという人もいるので、『イルミナエ・ファイル』がないか検索してみるのもいいですね。
イルミナエ・ファイルの評判
今朝Twitterでみたイルミナエ・ファイル買ってみました。デッドスペース勢におすすめしたい一冊。厚さが辞典並です pic.twitter.com/TyJB5UjK6E
— つかさ (@kadoya_tukasa) 2017年10月18日
うわさのイルミナエ・ファイルすごい…すごい速さで読んでしまう楽しい pic.twitter.com/zSqH4igAs0
— 本田 (@Honda_001) 2017年10月18日
文書記録やメール、図版など、データだけで構成された変なSF小説(?)。
— きつね (@kiznezki) 2017年10月11日
600ページ超の鈍器でお値段も4300円+税とお高いけど奇書マニアにオススメ
「イルミナエ・ファイル」/ エイミー・カウフマン&ジェイ・クリストフ / 金子浩 訳 pic.twitter.com/q8FIBu9VM2
誰かがRTしてくれたイルミナエ・ファイル。くそたっけぇ!とか思いつつ買ってしまった。まだちらっとだけれどすっごい面白そうだ。小説ではなくファイル群。
— しょう@ぶくぶく (@syouphoto) 2017年10月18日
手法が面白い。
ゲームっぽくてわくわくする。 pic.twitter.com/fX0y6tnp40
おまえが五千円を持っているとしよう。その最も有意義な使いみちのひとつが「イルミナエ・ファイル」を買うことだ。〈元〉恋人のツンデレJKハッカーとイケてるバカの戦闘機乗りのティーン二人が企業間戦争とゾンビウイルスと暴走AIに立ち向かい、宇宙は無限で人はしに、愛は結ばれるぞめでたし!
— 人生を破壊する/される (@yawarakaaomame) 2017年10月18日
@hykw_SF イルミナエ・ファイル!面白かったです!あっと言う間に読んでしまいました!べスター以上に狂ったタイポグラフィがヤバい!DTP担当の方の苦労が忍ばれます😃 そんな気の狂った構成なのに、地の文がほとんどなくて会話だけで進行するのも読みやすかったですね。 pic.twitter.com/xJzWTTOPX9
— tora:briefs runner (@vanillableep) 2017年10月3日
"イルミナエ・ファイル"
— ふぇいる (@fairoo) 2017年10月18日
「ケレンザの惨事」と呼ばれる出来事から端を発する一連の事件。それらに関する報告書、公示資料、メール等様々な情報を蒐集しまとめたアーカイブです。
…
ようこそ、担当職員様。
ページを開き、ご希望の情報をお選びください。 pic.twitter.com/c8VQJBEtUP
イルミナエ・ファイル、かわいいラブストーリーかと思いきや途中からデッスペ×アウトラストみたいになってきたぞ…
— rui (@kamiushi) 2017年10月12日
「イルミナエ・ファイル」読了。(2001年+月は無慈悲な+たったひとつの+アンドロメダ病原体)×恋愛×ゾンビパニック×ハリウッド映画的エンタメ、という感。途中例のあたりからアクセルかかって一気読み。視覚に訴えてくる構成&翻訳がすごい→ #dokusyo
— ともきち (@tomokichi2703) 2017年10月18日
イルミナエ・ファイル、マジでDeadspaceのログ見るの好きな人には深く突き刺さるやつなので読んで
— 少女屍体溶接マン (@megrim_haruyo) 2017年10月18日
一昨日買った「イルミナエ・ファイル」めーーーっちゃくちゃ面白くてもう読み終わってしまった。ティーンの異性愛がこんなに光り輝いていて愛おしい作品久しぶりかも。なんならちょっと泣いた。600ページ五千円の価値は充分にあるしこれを翻訳して売ろうと思った早川はおかしい(褒め言葉)
— 人生を破壊する/される (@yawarakaaomame) 2017年10月18日
『イルミナエ・ファイル』ちょっとだけ…のつもりで読み始めたら止まらん。ホラーゲームの資料部分をまんま紙のフォーマットに落とし込んだ感じ。いかつい装丁だけど中身以外とかわいくて面白い。
— rui (@kamiushi) 2017年10月12日
イルミナエ・ファイルを読み終わった。話の筋自体はオーソドックス。とある惑星が敵に襲われ、脱出した軍艦と民間船の混成船団が安息地を目指すというもの。だが、装丁とレイアウトが外連味溢れる一冊だった。かの「虎よ! 虎よ!」の正統なる後継者にして奇書と言って過言ではない。
— 朝椎九楽 (@9raku) 2017年10月6日
ストーリー自体はそれほど真新しさはないですし、鈍器並の分厚い本なのに「読み始めたら止まらない」と言わせる本。
船の図面や綺麗なタイポグラフィなどが好きな人、ゲームで研究所内に散らばっているファイルを集めたり読んだりするのが好きな人、珍しい本を読みたい人などはとりあえず手に取ってみてください。
