『auピタットプラン』とは、自分が使ったデータ利用量の分だけ料金を支払うという料金プランです。格安SIMを意識してauが出したプランと言っても過言ではないでしょう。
ここでは同じau系列の格安SIMブランド『UQモバイル』と『auピタットプラン』の料金などを比べてみました。
目次
auピタットプランとは?
最安2,980円からの5段階プラン

auにはこれまでも『二段階定額プラン』などがありました。それがピタットプランでは5段階まで分かれ、使ったデータ利用量の分だけ料金が上がるようになっています。
一番安いのは月額2,980円。まるで格安SIM並ですね。「月間データ利用量1GB未満」「通話料は話した分だけ支払う」という縛りはありますが、ほとんどスマホを使わない人にはお得なプランだと思います。
ただしWi-Fiに繋がずネットやYouTube、ゲームをしていると、あっという間に1GBくらい超えてしまうので少し注意が必要です。
また、ここまで安く抑えるには、『誰でも割』など複数のサービスに加入しなければならず、しかも『毎月割』は入れないという条件があるので、人によっては使いづらくなります。とくに誰でも割は、新しいスマホを安く買えるので、無くなると困る人も多いのではないでしょうか。
大学生の平均使用量は5ギガ!
2016年11月にマイナビが行った調査によって、最近の大学生は毎月5GBくらい使用していることが分かっています。
- 1位:5ギガ(80人、20.0%)
- 2位:7ギガ(49人、12.2%)
- 3位:3ギガ(48人、12.0%)
- 4位:2ギガ(47人、11.7%)
- 5位:4ギガ(43人、10.8%)
(※マイナビ学生の窓口)
『auピタットプラン』で言えば5,480円~6,480円くらいの月額料金になりますね。
ネット、ゲームや読書アプリ、YouTubeなどをチョコチョコ使いするだけでも通信量は増えるので、やはり月1GBで足りる人はかなり少ないと思います。なので「ピタットプラン月1,980円から」というのは、あくまでも最低価格だと思っておくほうが良さそうですね。
auピタットプランと格安SIMの料金比較
auピタットプランでのシミュレーション
動画やLINE、ゲームなども楽しめるように月の使用量を6Gにし、電話も1回5分までのかけ放題が使えるようにすると、auピタットプランでは月7,480円(翌年から6,480円)かかります。

意外と高く感じませんか?
確かにサービス紹介には「月1,980から」とありますが、実際にここまで安くするには、auスマートパスなどのサービスに加入したり、ほとんどネットなどをしないようにしたりと条件が厳しいのです。大学生の平均データ使用量が5~8ギガというのを考えると、月5~7千円くらいを見ておくほうが良いでしょう。
UQモバイルの料金シミュレーション
次に格安SIMのUQモバイルです。UQモバイルについては後述します。
“プラン診断”でシミュレーションした結果がコチラ。

「6GB+5分かけ放題」をつけてUQモバイルでは月2,980円(14ヶ月目以降は3,980円)。かなり安いですよね。
「格安SIM並に安い?」と期待されていた『auピタットプラン』ですが、実際には格安SIMのほうが1年目だけで約4万円も浮くという衝撃の結果になりました。
しかもピタットプランに入ると『毎月割』が終了します。ならば、ピタットプランよりも格安SIMにして、浮いたお金を新しいスマホの購入資金にするのもアリではないでしょうか。
もし、毎月のスマホ代を安くしたいのなら『格安SIM』がオススメです。手続きの手間も、auピタットプランを申し込むのとそれほど変わりません。
反対にキャリアメール(@ezweb.ne.jp)や、auウォレットなどのauサービスを使い続けたいという人は、auピタットプランに変更して節約するほうが良いでしょう。
au回線の格安SIM『UQモバイル』とは?
UQモバイルはKDDIグループが運営する超大手の格安SIM会社(MVNO業者)です。
料金プランは基本のプラン3種類のみ。そこに電話プランが2種類(短時間かけ放題か長時間かけ放題か)あり、初めてでも迷いません。

大手キャリアではサポートが手厚い分、色々なオプションや料金プランがあって迷いますよね。基本的に格安SIMはムダを省いて低料金を実現しているので、そういった煩わしさがないのも特徴です。
もちろん格安SIMはUQモバイルだけではありません。
上記でもご紹介したとおり、au回線やdocomo回線を使った格安SIM業者は本当に沢山あるので、自分にあった業者がきっと見つかるでしょう。
